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「達人が教えるデジタルカメラ」第1回~第3回

こないだ書いたNHK趣味Do楽『思い出を残そう!達人が教えるデジタルカメラ』ですが、やはり忙しくて、録画でまとめて見ることになっちゃいました、

ダンカン親子が生徒役で、いままでデジカメはケータイでしか撮ったことがない、という設定なんだけど、

ダンカン、映画監督やってるんだから、カメラの事知らないって設定は無理あるよ。

週1回の25分番組で、スモールステップ(といっても2ヶ月)でカメラの知識を詰め込もう、という趣旨は、いいんじゃないかと思った。

「日曜カメラマン」として十分ついていけるし、消化不良にならないし。


今週放送分(火曜放送、水曜と次の火曜に再放送)までを自分なりにまとめておく。

  • 第1回「街角でシャッターを押してみよう」(講師:大西みつぐ)

カメラの設定は全自動にして、とにかくたくさんスナップショットを撮ろうという、いわゆる「写真は足で撮る」系の、「心構え編」。

街撮りって、一番難しいと思うんだけど、なぜこの手の「カメラ入門」はこれを最初に持ってくるのか。

たいてい、「ほう!難しいことは抜きにして、とにかく好奇心を持って、いろんな角度からたくさん撮れば上達するのか!」と考えて、街に出て、たくさん撮って、どれもあんまり思ったように撮れてなくて、「そうか!自分には才能がないのか!」って、そこで挫折するってパターンが多いと思うんだけど。

「気軽に、好きに」っていう、言いたいことはわかるんだけどね。

その点では、「心構え編」としては、こないだ書いた齋藤清貴さんの本がすごく良かったと思う(「難しい」ってこともわかるからね)。


  • 第2回「人物 動物を撮る ~動物園~」(講師:大西みつぐ)

いわゆる「シャッター優先モード/絞り優先モード入門編」。

[AUTO]から[S]や[A]に変えられるようになるあたりから、カメラが面白くなってきますよ、ってやつですね。

王道ですね。

あと、番組内では触れられてなかったけど、テキストでは「適正露出」について見開きで解説されていて、早い段階でここに触れるのはとてもいいと思った。

シャッター速度を変えるとF値が、F値を変えるとシャッター速度が、なぜそれに同期するように変化するのか、ってあたりの話だけど。

もちろん知識として持っていても、はじめは「おお、[A]モード([S]モード)にするとシャッタースピードも(F値も)同時に変わる!」としか思わないけれど、知っているのと知らないのとでは、「露出」に対する意識が断然違ってくるからなー。


そういえば、この番組と関係ないけど、今店頭に出ている号の『女子カメラ』は、このあたりまでの知識を総おさらい、みたいな特集だった。

この雑誌を買う層はこんな事は知っているのではないかとか、もし知らなかったとしたら一挙に詰め込むのは挫折への道ではないかとか、いらぬ心配をしてしまった。

この雑誌は毎号欠かさず買うタイプの雑誌ではなくて、説明書的にとっておくためのものかもしれない。

あと宮崎あおいたんが、PEN miniとOM-D推しだった(まあ、当然か)。


  • 第3回「昆虫や花を撮る」(講師:海野和男)

これは衝撃の回だった。

タイトルから、「ああ、マクロモードのハナシね」としか思っていなかったが甘かった。

驚いたこと:

  • 虫写真オタクは虫の生態に詳しい(「あと30分ぐらいは戻ってこないよ(蝶が)」とか分かってしまう)
  • 虫写真オタクはマクロレンズを自作する

すごかった。

あとコンデジの使い方など(一眼レフ用の標準レンズの中古を裏返しにするとルーペ代わりになるとか)。

あとじつは「メモリ連写機能」って初めて知った。すげーと思った。


次回はいよいよPEN Liteが登場するみたいな雰囲気。

  • 第4回「鉄道写真を撮る 1 ~特急列車~」(講師:広田尚敬)
  • 第5回「鉄道写真を撮る 2 ~SL~」(講師:広田尚敬)
  • 第6回「懐かしい風景を撮る ~家族旅行~」(講師:大西みつぐ)
  • 第7回「天体写真を撮る」(講師:吉田隆行)
  • 第8回「撮った写真を選んで残そう」(講師:大西みつぐ)

by gensuzu00 | 2012-08-25 00:17 | 写真
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