こないだ書いたNHK趣味Do楽『思い出を残そう!達人が教えるデジタルカメラ』ですが、やはり忙しくて、録画でまとめて見ることになっちゃいました、 ダンカン親子が生徒役で、いままでデジカメはケータイでしか撮ったことがない、という設定なんだけど、 ダンカン、映画監督やってるんだから、カメラの事知らないって設定は無理あるよ。 週1回の25分番組で、スモールステップ(といっても2ヶ月)でカメラの知識を詰め込もう、という趣旨は、いいんじゃないかと思った。 「日曜カメラマン」として十分ついていけるし、消化不良にならないし。 今週放送分(火曜放送、水曜と次の火曜に再放送)までを自分なりにまとめておく。
カメラの設定は全自動にして、とにかくたくさんスナップショットを撮ろうという、いわゆる「写真は足で撮る」系の、「心構え編」。 街撮りって、一番難しいと思うんだけど、なぜこの手の「カメラ入門」はこれを最初に持ってくるのか。 たいてい、「ほう!難しいことは抜きにして、とにかく好奇心を持って、いろんな角度からたくさん撮れば上達するのか!」と考えて、街に出て、たくさん撮って、どれもあんまり思ったように撮れてなくて、「そうか!自分には才能がないのか!」って、そこで挫折するってパターンが多いと思うんだけど。 「気軽に、好きに」っていう、言いたいことはわかるんだけどね。 その点では、「心構え編」としては、こないだ書いた齋藤清貴さんの本がすごく良かったと思う(「難しい」ってこともわかるからね)。
いわゆる「シャッター優先モード/絞り優先モード入門編」。 [AUTO]から[S]や[A]に変えられるようになるあたりから、カメラが面白くなってきますよ、ってやつですね。 王道ですね。 あと、番組内では触れられてなかったけど、テキストでは「適正露出」について見開きで解説されていて、早い段階でここに触れるのはとてもいいと思った。 シャッター速度を変えるとF値が、F値を変えるとシャッター速度が、なぜそれに同期するように変化するのか、ってあたりの話だけど。 もちろん知識として持っていても、はじめは「おお、[A]モード([S]モード)にするとシャッタースピードも(F値も)同時に変わる!」としか思わないけれど、知っているのと知らないのとでは、「露出」に対する意識が断然違ってくるからなー。 そういえば、この番組と関係ないけど、今店頭に出ている号の『女子カメラ』は、このあたりまでの知識を総おさらい、みたいな特集だった。 この雑誌を買う層はこんな事は知っているのではないかとか、もし知らなかったとしたら一挙に詰め込むのは挫折への道ではないかとか、いらぬ心配をしてしまった。 この雑誌は毎号欠かさず買うタイプの雑誌ではなくて、説明書的にとっておくためのものかもしれない。 あと宮崎あおいたんが、PEN miniとOM-D推しだった(まあ、当然か)。
これは衝撃の回だった。 タイトルから、「ああ、マクロモードのハナシね」としか思っていなかったが甘かった。 驚いたこと:
すごかった。 あとコンデジの使い方など(一眼レフ用の標準レンズの中古を裏返しにするとルーペ代わりになるとか)。 あとじつは「メモリ連写機能」って初めて知った。すげーと思った。 次回はいよいよPEN Liteが登場するみたいな雰囲気。
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by gensuzu00
| 2012-08-25 00:17
| 写真
NHK趣味Do楽の、8-9月のテーマは『思い出を残そう!達人が教えるデジタルカメラ』だそうです。 テキストも発売されております。 じつは1回目の放送見逃してしまいました。 しかしさすがNHK、再放送が必ずあります。 それが今日、このあと11:30からです。Eテレです。 そして夜21:30からは第2回放送が同じくEテレです。 テキストによれば 第1回は「街角でシャッターを押してみよう」 第2回は「人物 動物を撮る ~動物園~」 という感じ。 ついでだからすべての回を挙げると 第3回「昆虫や花を撮る」 第4回「鉄道写真を撮る 1 ~特急列車~」 第5回「鉄道写真を撮る 2 ~SL~」 第6回「懐かしい風景を撮る ~家族旅行~」 第7回「天体写真を撮る」 第8回「撮った写真を選んで残そう」 個人的には第1回と第2回と第6回だけでOK、という気がしますが たぶんテキストの感じだと テーマとは関係なく カメラの知識関連は分散して放送されるようです。 (まあテキストに書いてあるので放送されなくてもいいし、放送されるのかもわかりませんが) 鉄道写真に2回使われてますが 特急列車とSLで撮り方が異なるんだろうか? 謎だ…… 冷やかしでみてみます。 #
by gensuzu00
| 2012-08-14 10:19
| 写真
お久しぶりです。 本業のほうで、「週に1回リリース」とかいうムチャな方針が決まってしまって、てんやわんやでブログの更新をおろそかにしてしまいました。 写真の方は、最近は「プログラムモード」にはまっています。 ほんとうは「マニュアルモード」の方がプロのカメラマンっぽくてカッコイイんでしょうけど、プロじゃないし~。 プログラムモードだと、[OK]ボタンを押すだけで、より詳細な設定にすぐにアクセスできるます(シャッター速度と絞り値はカメラまかせになります)。 [SCN]や[ART]でひと通り「どういう設定にするとどういう絵になるのか」をおさえ、「シャッター優先」「絞り優先」の使い方を覚えたら、[P]にして、いろいろな設定を試して、とにかくたくさんシャッターを押すのをオススメします。 PENの良さは、コンデジのようにコンパクトで、かつ、デジイチのように細部の設定に凝ることができる、という点にある、と改めて気づかせてくれた本に出会ったので、紹介します。 (PENの良くない点も、そのままあてはまって、コンデジのように親切に全部カメラがやってくれるわけでもなく、あまりにコンパクトなのでデジイチの画質の良さを犠牲にしている、という評価にもなりますけどね) 著者の齋藤清貴さんは広告写真やグラビアなどで有名なプロのカメラマンで、広末涼子の若い時の写真集なども手がけていますね(Amazonマーケットプレイスで、プレミアムどころか1円出品されているのを見ると悲しくて目を背けたくなりますが)。 この本の特徴は、「カメラハウツー本」にありがちな、「専門用語の羅列とその解説に終始して、それはわかったけど、それを知ると『いい写真』が撮れるの?」と言いたくなる「詳しい説明書」ではまったくないという点。 なにしろこの本には「絞り値」も「露出補正」も出てきません。 「コンデジとデジイチ、あなたのスタイルに合ったカメラはどっち?」という根本的なところから始まって、とにかく『良い写真』を撮るための心構えについて、ほとんどの紙面が割かれています。 もちろん齋藤さんによる作品が満載で、どれも『良い写真』のお手本となる。 そして、「これいいでしょ?難しい『プロの技法』なんか使わなくても、デジカメだったら簡単にこんなのが撮れちゃうよ」と説明されます。 そして確かに、ほとんどの場合、コンデジしか持っていなくても(スマホアプリでも)撮れる写真なので、唸らされます。 (一部、広角レンズと望遠レンズの使い分けのような、コンデジ向けでない話題もありますが) なにしろこの本の中で一番「専門的」な話題は、「ホワイトバランス」なのです! さて、肝心の「心構え」ですが、 「写真は足で撮る」 「被写体の周りを動き回れ」 「前から後ろから、上から下から、ぐるっと一周しながら何十枚も撮る」 最終的には 「被写体がはえていないな、と感じたらトリミングする」 という身も蓋もない「写真術」が語られます。 これ、画像編集ソフトの紹介記事として書かれていたら、完全にスルーする箇所ですが、齋藤さんの実例と合わせて書かれているので、勉強になった感がはんぱない。目からうろこでした。 そして、「プロとアマの違いは、シャッターを押した回数でしか無い」と断言します。 こうした齋藤さんの文章が極めて説得的なのは、掲載されている写真が「良い」からでもありますが、本書の後半に収められている「いつの間にかボクは、写真がキライになっていた」という半自伝的エッセイが効いています。 プロカメラマンとして、指名で依頼がくるようになり、独立し、助手も雇い、クライアントの評判も良い、と、華々しく人生が展開して行っているようにみえて、じつは、そんな風にスケジュールも被写体も決められた状況で手早くクライアントお望みの写真を撮る、という現実に、心底うんざりしていた、と述べられます。 そんなとき、映画『恋愛寫眞』で使う(主人公二人は、プロカメラマン志望の青年と、そんな恋人に影響されて自分でも撮り始めた女性です)写真を依頼され、ニューヨークに飛びますが、「好きなモノを好きなように撮って欲しい」という依頼に、結局一枚も撮ることができず、帰国します。 このあたりは、じっさいに本書を読んで欲しいので割愛しますが、再びニューヨークを訪れたときは、実に6万枚もの写真を撮っています。「写真が好きに」なることができたんですね。 本書のコンセプトは、この「6万枚以降」の著者の体験にもとづいており、ほんとうに、読んだだけで「良い写真が取れそう」な気分になります。 もちろん、私たちも、じっさいに6万枚撮らなければ、うまくはならないのですが、「6万枚、撮ってみよう」と背中を押してくれる本であることは事実です。 #
by gensuzu00
| 2012-07-30 02:58
| ブックレビュー
JOQR文化放送A&G、っていうかTwitterのハッシュタグは#agqrですが。 アニメコンテンツエキスポ(ACE)で販売された(「超!A&Gショップ」でも売ってますが)2012年スクールカレンダー、 買ってしまいました!!! 目的は2人の天使、いや、女神。 香菜さんと佳奈さん。 なんというか、正気でいられる自信がない! ではまず、花澤香菜さんから、どうぞ! ふおお・・・・・・・・・・・・ 浴衣とな・・・・・・ これが正気でいられるものか・・・・・・・・ はぁ。 気を取り直して。 次、阿澄佳奈さん、どうぞ! はぅあ!!!!!!! ぱ。・・・・・・・・パジャマじゃん!!!!!! ふぅ…… 賢者タイム来たので、ちゃんと紹介します。 4月・5月が佐藤聡美さん(これ、すごくね?こんな綺麗なしゅがみ初めて見た)。 6月・7月が井口裕香さん&櫻井孝宏さん。 8月・9月が!花澤香菜さん! 10月・11月が浅野真澄さん&鷲崎健さん。 12月・1月が!阿澄佳奈さん! 2月・3月が小野大輔(ハンサム)さん&神谷浩史(ピロシ)さん。 買って損はないと思われる。 追記 リクエストがあったのでこむちゃのページを追記! 井口おもしろいよ井口 #
by gensuzu00
| 2012-04-12 01:42
| 写真集
「アートフィルター」を封印(?)したぼくです。 「絞り優先撮影」で、枯れた風景を撮りました。 PENには「モードダイヤル」があって これを[A]にすると「絞り優先撮影」になります。 絞り優先モードでは、[+/-]ボタンを押すと、[△▽]ボタンでF値(絞り値)が簡単に変えられます([OK]ボタンで確定)。 今回、枯れた木々の枝の細部をくっきり見せたかったので、F値を上げました。つまり絞りを絞ったわけです。このブログの初エントリが同じコンセプトでした(あれは[iAUTO]モードで撮った)。 ココ、一眼初心者が混乱するんですが(ぼくが混乱してるだけですがw)、
のですね。 細い筒を通して世界を見るといつもよりはっきりと見えますね。 あれが、絞る=くっきりさせる、の原理です。 絞り値(F値)は、絞りの度合い、ですね。 「F値を絞る」とか、意味不明のことを、いまだにぼくは口にしてしまいますw。
F値22で一番絞ってます。 ホワイトバランスは「日陰」で7500K、ちょっと赤みがかります。 絞り優先モードでは、[OK]ボタンでライブコントロールを出して、ホワイトバランスをかんたんに変更できます([P][A][S][M]の各モードで使えます)。 それと、以前も書きましたが、[MENU]>[カスタムメニュー](歯車のアイコン)から、より詳細に設定ができます。 上の写真はちょっとトリムしています。信号機が写り込んでいたので。 ツールはOLYMPUS製品に同梱のOLYMPUS Viewer2。 同じく同梱のファイル整理ソフト[ib]はインストールしないほうがいいですが、Viewer2は使えます。 Viewer2で情報を見ると、ヒストグラムが見られますね。 その下の「トーンカーブ」をいじると面白いです。 通常、トーンカーブは45°の直線ですが。極端なS字(明るいところつまり右端を上げて、暗いところつまり左端を下げる)にすると、こんな感じ。 ほんとは撮影時にこういう仕上がりをイメージできて、ぴったりな設定をできればいいんですけどねえ。 まだまだ、とにかくたくさん撮って、勉強しないと。 今回も、山本センセの2冊には、お世話になりました。 #
by gensuzu00
| 2012-03-17 23:18
| 写真
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