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(承前)ポップアートのような写真を撮る

(続きです。前の記事はこちら

ちなみにJIS慣用色名の「アンバー」はumberで、茶系の濁った色です。Wikipediaでは「混同しないように」なんて書かれていますが、茶色はオレンジに黒を少し混ぜた色のことなので、色相環上では、かなり近いんですよ。まあ、混同してはいけないですけど。

で、これを「ポップアート」で撮ったのがこれ。

PA POP

曇天の、薄暗い、雪の積もった、うら寂れた東北自動車道のパーキングエリアが、これだけ見ると楽しげな週末の午後、って感じに見えますね(ちと目的が違うけど(笑))。

次に、「ゴミ屋敷のようなぼくの部屋も見方を変えればポップな部屋に」というコンセプトで撮ってみました。

本棚
使用機種
E-PL2
使用レンズ
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値
F2.8
露出補正
+0.3 EV
ホワイトバランス
4000K +5STEP(R)
シャッター速度
1/60秒
ISO
800
撮影日時
2012/02/29 22:19:54

WBは蛍光灯(4000K)でアンバー+5(+5STEP(R))。

雑然とした本棚、という見たまんまに撮れてますね。赤味がかり過ぎかな?

これをポップアートの「枠あり」で撮ってみた。

本棚POP

うわっ、赤すぎる!そしてなんかinstagramっぽすぎる(笑)。

やっぱりアンバープラスしないで取ればよかったかな~。他の色味が飛んじゃってるなあ。

「今回成功した作品はない」って言ったのはこういうことです。

でもまあ、ポップアートフィルタがどう作動するかは、よくわかってもらえたかと思います。

おまけとして、「写真加工.com」でポラロイド風に加工してみた。

まず元画像が枠ありだったのでトリムして、アップ、回転・しなり等は「0°/しなり無し」、色は「ポラロイドA」、フォントは「ふい字」、感光部分と用紙の比率は「チェキA(instax mini)」を選んだ。変換。

チェキ

はは、ポラっぽいけど、トイカメラにも近いですね。

チェキ流行ってるよね。若い女の子とかの間で。

ところでこのサイトの「色」に「ベルビア」があるのを発見。

「ベルビア」って、リバーサルフィルム(ポジフィルム)として有名で、フジのデジカメだとベルビア・シミュレーションのエフェクトがあったりする。

よし使ってみよう。設定は同じで、「色」だけ「ベルビア」に変更。

本棚ベルビア

ぬおお、荒々しい(笑)!これはあれだ。ポップアートで撮って加工するより、普通に撮ってベルビア加工したほうがカッコイイかもね!


# by gensuzu00 | 2012-03-01 10:55 | 写真
ポップアートのような写真を撮る

アートフィルターシリーズ、最終回です。

あまりカメラのエフェクト機能で遊んでばかりいると、デジタル一眼レフカメラのこと何もわかっちゃいねーじゃねーか、とお叱りを受けそうなので。

でもアートフィルターで撮ると、「なぜこの写真はこのような仕上がりになったんだろう」と考えるので、初心者はまず、エフェクトやプログラムされたモード(PENだとシーンモード)で「楽しんで撮る」のが上達の近道だと思います(後付けw)。

今回は、PENの「ポップアート」で撮ってみました(SONY NEX系だと「ポップカラー」がありますね)。人気があるエフェクトですね。

実をいうと今回、成功した作品はありません。

理由は、福島の田舎じゃ、カラフルな街角、なんてないからじゃー!!

それでもなんとか、「ポップアート」フィルターの本質がわかるような例を集めてみました。今回3例あります。

それでは1例目のオリジナル(フィルターがかかってない状態)を見てみましょう。

街角
使用機種
E-PL2
使用レンズ
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値
F6.3
露出補正
+1.0 EV
ホワイトバランス
オート
シャッター速度
1/320秒
ISO
200
撮影日時
2012/02/09 10:48:25

はい、いかにもとーほぐの田舎町、って感じの、なんの変哲もない風景ですね。

曇天だったので露出補正+1してみましたが、裏寂れた東北の街角の持つ独特の「暗さ」がにじみ出ていますね~。

さてこれを「ポップアート」でとるとどうなるか。見てみましょう。

街角POP

ホントは奥に見える緑色の看板が映えるように撮りたかったんですが、手前の標識にピントがあっちゃってますね(笑)。

赤は目立つね~(笑)。

同じ東北でも、仙台ぐらいの雰囲気になりました。

ところで、PENでは(Liteのみ?)デフォルトの設定だと、アートモード時にはホワイトバランスなどを設定するメニューが表示されないのですが、これ、設定でカスタマイズできるの、知ってました?

方法は以下のとおり:

  1. [MENU]ボタンを押してメニューを表示。△▽で「セットアップメニュー」(レンチのアイコン)を選択して→を押す。
  2. (E-PL1、E-PL1sは無いので次へ)歯車2つのアイコンの「メニュー表示」を選択して→ボタン。
  3. △▽で歯車2つのアイコンの「メニュー表示」を「ON」にして、[OK]。
  4. [MENU]から歯車2つのアイコンを選択できるようになり、カスタム設定ができるようになる(ISOなどもここで設定。ダイヤルに何の数値を割り当てるかもここで指定できる)。
  5. 例えば[歯車G]の「画質/色/WB」ではホワイトバランスを設定でき、「アンバー(A)」「グリーン(G)」の色味を調整する。

ま、山本本でぼくも知ったんだけどね(笑)。

で、これでWBを「曇天」(雲のマーク)で、A(アンバー)を+5して撮った写真がこれ。

PA
使用機種
E-PL2
使用レンズ
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値
F8.0
露出補正
+0.3 EV
ホワイトバランス
6000K +5STEP(R)
シャッター速度
1/80秒
ISO
200
撮影日時
2012/02/26 12:36:28

ホワイトバランスの+5STEP(R)というのが、アンバー+5って意味です(Rプラスで赤味がかり、マイナスで青味がかる。Gプラスで緑味がかり、マイナスで赤紫がかる。この辺はマニュアルに載っているとおりです。マニュアルはPDFでダウンロードしておいたほうがなにかと便利)。

amberは「琥珀色」で、黄色とオレンジの間あたり(色相環覚えてますか?)。ウィスキーの色合いを表現するのに使いますね。

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# by gensuzu00 | 2012-03-01 10:24 | 写真
ドラマチックな写真を撮る/幻想的な写真を撮る

最近、PENのアートフィルターで遊んでばかりで、ちっとも写真の腕が上達していないと噂の私ですが。

今日も今日とてアートフィルターシリーズ。

今日で終わりにするよ!このシリーズは!

うそ!あと一回だけやらして!(ポップアートをやりたかったんだけど失敗したので)。

今日は、同じ構図でフィルターだけ変えたのを3パターン紹介します。

とりあえず、普通の、フィルター無しの写真を見てください。

TOYOTA ポルテ車内
使用機種
E-PL2
使用レンズ
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値
F3.5
露出補正
+1.0 EV
シャッター速度
1/125秒
ISO
200
撮影日時
2012/02/09 12:00:57

はい、TOYOTAのポルテです。

おかんから借りてる車です。

なんの変哲もないですね。くそつまんねーですね。

さて、PENのアートフィルター「ドラマチックトーン」で撮るとどうなるか。このフィルターで撮ると、2パターン撮影されます(たぶん。ぼくが間違えて連写とかしてない限り)。

では1パターン目。

ポルテ車内ドラマチックトーン1パターン目

Picasaで枠をあとから付け足してみました(PENの設定で、枠付きで撮ることもできます)。

感想は……ばかばかしい(笑)。なんでおかんのポルテがこんなに劇的なんだよ(笑)刑事ドラマかよ(笑)。

ドラマチックトーンはこのようにコントラスト強めになります。山本まりこ先生いわく「暗い妖艶なイメージ」に仕上がります。ただし、露出補正で明るくすると、爽やかなイメージになります。

で、2パターン目、いきます。

ポルテ車内ドラマチックトーン2パターン目

あほだ(笑)。

これPENがバグって「ラフモノクローム」フィルターで撮っちゃったんじゃないの?

まあ、使えるフィルターですが、被写体の選択によっては笑えるという。

「ドラマチックトーン」フィルターは、PEN Lite2から備わったものです。PENでは3から。

いつもお世話になっている山本まりこ本(『PENで撮る~』シリーズ)では、ドラマチックトーンには4ページしか紙面が割かれていません。山本センセ、コントラストが淡い写真が好きなのだそうです。嫌いなんでしょうね、ドラマチックトーン。ぼくは好きだぜ、ドラマチックトーン(笑)。


さて、アートフィルター関連は早いところ終わらせちまおうぜ。

「ちゃんとした」デジタル一眼レフカメラユーザーが「これだからPEN使ってる奴は……」って呆れそうだからさ。

つぎは、「ファンタジックフォーカス」フィルターを使います(笑)。

これは山本センセ、きっとお気に入りだぜ。『かんたんかわいい』本では結構紙面を割いてる(『かんたんしっとり』では触れてない。たぶんマニュアルとかプログラムでいつもファンタジックな設定にしてるから、使わないんだな、きっと)。

では見てみましょう。これもPicasaで枠を後付けしました。

ポルテ車内ファンタジックフォーカス

うわ~!山本まりこ臭(いい意味で)と「ポルテ」という被写体のアンバランスが違和感を醸し出してるぜ~(笑)!

まあ、お花畑を前にモデル撮影会、みたいなカメラマニアのおっさんがこのフィルター使ってたら吐くわな。

使いこなすのが難しいフィルターだと思いました。

次回は「ポップアート」を使った記事をアップして、それからいよいよ「ちゃんとした」カメラの勉強をしていこうと思います。

それにしても山本まりこ本は2冊揃えると、まさに「PENを使った写真講座」って感じで、ものすごくためになる。このブログの更新がゆっくりだから「待ってらんね~」って人は、山本本読みなされ。




# by gensuzu00 | 2012-02-17 00:52 | 写真
ミニチュアみたいな風景の写真を撮る
ミニチュアみたいな風景の写真を撮る
使用機種
E-PL2
使用レンズ
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
絞り値
F6.3
シャッター速度
1/320秒
ISO
200
撮影日時
2012/01/04 11:33:26

数年前にちょこっと流行った、ジオラマみたいに見えるけどほんとは現実を撮った写真です~、ってやつ。

PEN/PEN Liteだと簡単で、モードダイヤルを[ART]にして[ジオラマ]を選んで撮るだけ。

仕組みは、ピントを合わせた部分の上下に向かってボケが増すようになっているようです(山本まりこ本p.98)。

これ、フィルムカメラで撮るには大変で、「大きなカメラでアオリという機能を使ってピントの合う範囲をすごく狭く設定して撮ったり、シフトレンズなどを使って同様に設定して撮らなければなりませんでした」(前掲書)。

ちなみにこの写真撮った時、親に「お墓を写真に撮るもんじゃない」って怒られました。


# by gensuzu00 | 2012-02-06 23:44 | 写真
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サーセン。

またしてもおふざけ記事です。

ブログを始めたらやってみたかったこと、第二弾です。

ブログ画像ゲッターというサイトのツールでやってみました。

というかアスミスの顔出し商品ってあんまりないんですね。

もっと見たい方はこちらの記事をどうぞ:阿澄佳奈 これはけしから身体やな!!



# by gensuzu00 | 2012-01-31 19:08 | 阿澄佳奈